2020.11.11

今週1週間、沼津市千本の松林の中にある築30年のS様のお宅の木製バルコニーの修理をしております。

S邸では30年以上バーベキューなどに大活躍しているバルコニーです。

今回の主な修理箇所は、柱受け金物11箇所の交換と2階の勝手口に上がる外階段です。

この様に仮柱を設置した後、柱の金物を交換します。

傷んだ土台の交換で行う方法を応用しています。

まず荷重を受けている梁材の下に工事用の仮柱を設置します。

ジャッキの締め具合が難しく、少しずつ上げていって柱の荷重が軽くなったところでストップします。

締め過ぎると別の部分に負担が掛かってしまうので、微妙な力加減が棟梁の腕の見せ所です。

荷重を受ける仮柱を設置したら、柱受金物の交換です。

今回錆びて腐ってしまった柱受金物を全て交換します。

新築当時は柱受金物はスチール製だけでしたが、今回ステンレス製に交換いたします。

金物は仮にコンクリートで固めましたが、この後職人さんが仕上げます。

外階段は、段板が抜けてしまっています。2階の勝手口との行き来に便利なので、腐りの激しい段板と段板を受ける両側のささら桁の補強と交換をしました。

車の出し入れに邪魔になる基礎部分を下げる為、柱を継いで長くしました。

すのこと、すのこを受けている桁も悪い個所を交換しました。

来週には他の工事を含め完成しますので、S様、これからも引き続きバルコニーライフを楽しんでください。